3月
直近開花の16種
先月末(26日)から現在(9日)までに開花の見られた16種を撮影しました。それぞれの種についての詳細は画像下の青色種名のクリックで見られます。
Coelogyne exalata
ボルネオ島生息でマスカットグリーンの花色が特徴のCoel. exalataが開花中です。本種は2015年に初入手し一時期には30株ほどを栽培していましたが、現在は5株程です。マーケットでは比較的高価な種となっています。下画像は現在開花している1株に3本の花茎とその株で、チークバスケットに植え付け、葉付バルブ数は28個となっています。2023年7月の植え替え時には15個であったことから2年半ほどで倍近い成長となります。その植え替え時の詳細については同年同月の歳月記にて報告しました。
Bulbophyllum callichroma bicolor
ニューギニア高地生息のBulb. callichromeが現在開花中です。本種の花色はペタルやドーサルセパルが淡黄色でラテラルセパルは全体が濃淡のあるアザレ色、あるいは基部がアザレ色で中央から先端部が卵色の2色が入り交じった色調が見られます。多くは下画像左の色調が一般的です。当サイトでは本種を20株ほど栽培をしていますが、下画像中央の2枚に示すアザレ色と明るい淡黄色が明確に分離した配色の株も僅かながら栽培しています。こうした左端の画像種とは変種のような色違いの中央の種は、ネット検索には見られません。他と区別するためbicolorとの付帯名を付けました。
当サイトが本種を初めて入手したのは2015年で、2018年3月に初花を得ました。3年を超える長い期間、開花が無かった原因はネット情報を参考に、低温室にて低輝度(shade)の栽培を続けていたためです。現在は中輝度で、やや高温寄りの中温室にて栽培をしています。上画像の右端は中央の花の株で、2021年の植え替えから5年を経過した株姿です。バルブは炭化コルクに活着している数よりも空中に浮かんだバルブの方が遙かに多く、よくここまで枯れること無く生き存えてきたか‥、密集した株の中に埋もれて気温・湿度・輝度などが適合していたと思われます。開花後には種にとって宿願の植え替えとなります。
現在開花中で同時開花数の多いBulbophyllum palawanense, Bulbophyllum incisilabrum及びDendrobium cymboglossum
Bulb. palawanense及びBulb. incisilabrumは先月の歳月記でも取り上げましたが、その後前種は5輪から9輪へ、また後種は8輪から13輪に同時開花数が増えたため再度撮影しました。これらは全て1株での開花です。一方、下画像右のDen. cymboglossumも1株に60輪ほどが現在同時開花しており、さらにまもなく開花する2本の花序もあります。1輪の花サイズはBulb. palawanenseは7cm超え、Bulb. incisilabrumが5cm程またDen. cymboglossumは4.5cmとそれぞれが大きく、これほどの多数の花が同時に開花すると可なり鮮やかとなります。