栽培、海外ラン園視察などに関する月々の出来事を掲載します。内容は随時校正することがあるため毎回の更新を願います。  2025年度

2026年  1月  2月  3月  4月  5月

5月

現在(5日)開花中の15種

 Den. linguellaは当サイトでは初めて登場する種名ですが、これまでDen. sp aff. hercoglossumとしてきたデンドロビウムです。リップ形状の相違から今回、本種はこの種名が適切と判断しました。開花後にデンドロビウム・ページに本種の詳細情報を追加する予定です。Den. leporinum semi-albaは開花が3ヶ月目に入ります。本種は当サイトが栽培するデンドロビウムの中で最も花寿命の長い種となっています。また現在マーケットで見られるDen. hecoglossum albaは実生株と言われますが、下画像の花株は現地の趣味家から2015年に入手したマレーシアGenting Highlands生息の野生栽培株です。

Aerides inflexa Purpurea Luzon Bulbophyllum vaginatum Borneo Bulbophyllum facetum Luzon
Bulbophyllum lobbii giant Pen. Malaysia Bulbophyllum dearei Borneo Bulbophyllum bataanense Luzon
Coelogyne celebensis Sulawesi Dendrobium leporinum semi-alba NG
Dendrobium chameleon alba Luzon Dendrobium linguella Sumatra Den. hercoglossum alba Genting Highlands
Dendrobium sutiknoi NG Dendrobium ovipostoriferum Borneo
 NG: New Guinea

現在(3日)開花中の2種

 Bulbophyllum claptonense aureaPaphiopedilum rothschildianumの開花が例年この時期に見られます。

Bulbophyllum claptonense aurea Borneo Paphiopedilum rothschildianum Borneo

直近の植え替え10種

 この2ヶ月程の間に植え替えを行った10種です。それぞれの株の花は画像下の青色種名のクリックで見られます。Bulb. callichromaは90cm長x15cm幅の杉板21枚に、平均して1枚当たりの株の葉付きバルブ数は新芽を含め20個程となります画像はそのうちの10枚です。一枚当たり50輪程の同時開花を期待しています。本種の栽培に関する入手から開花に至る初期の経緯は2022年4月の歳月記に記載しています。Bulbophyllum sp aff. nitidumは花サイズがBulb nitidum一般種の倍近くあり、葉形状も異なることから年内には本種とBulb. nitidum一般種それぞれを分けたページを作成する予定です。本種とBulb. nitidum一般種との考察については2020年1月の歳月記に記載しています。

Bulbophyllum callichroma NG Bulbophyllum chrysoglossum NG Bulbophyllum frostii Pen. Malaysia
Bulbophyllum sp aff. nitidum PNG Bulbophyllum refractilingue Borneo Dendrobium petiolatum NG

 Den. uniflorum fm. albaは根張り空間を広くし大株に仕立てるため、これまでのチーク材バスケットから70cm長x15cm幅のヘゴ板に取付けました。右画像はBulb. kubahenseで90cmx15cm3枚と60cmx15cm7枚に取付けています。当サイトがこれまでに紹介してきた本種は 2025年8月の歳月記に見られるように70cm長のヘゴ板に葉付きバルブが30-40個からなる大株ですが、こうした株とは別に植え替え時に切り出した多数の脇芽もまた別途栽培しています。今回これらの株の多くがBS株となっていることから、その一部をそれぞれ下画像に見られるように杉板に新たに植え替えました。葉付きバルブは杉板1枚当たり6個から15個程となっています。これらは全て販売用となります。一方、下段左はDen. vexillarius で左の3株がdark blue、右2株はvar. retroflexumです。Den. platycaulonは、3株程の元株から高芽を外し45cm長の杉板7枚にそれぞれ2株づつ寄え植えしたものです。本種の根は上下に長く伸張するため、青色種名リンク先に見られるような多輪花を得るには、疑似バルブと共に長い根数を増やすことが基本で、初期の株数の割には大きな支持材となっています。
 
Dendrobium uniflorum fm. alba Pen. Malaysia Bulbophyllum kubahense Borneo
Dendrobium vexillarius blue NG Dendrobium platycaulon Luzon

前月へ